こんにちは、プルマドナです。
今回は、シリコンモールドを使ったウッドレジンの作り方を紹介します。
OPPテープを使った、簡単なウッドレジンの作り方はこちらの記事が参考になります!
>>【完全解説】ウッドレジンの作り方を7つのステップで解説します!
今回は、シリコンモールドを使ったウッドレジンの作り方をご紹介します。
今回の作業で完成した作品はこちらです👇
このような疑問があると思います。
結論から言うと、シリコンモールドを使った方が作品の幅が広がります。
シリコンモールドを使ったウッドレジン制作のメリットはこちらです。
- 大きさが自由
- グラデーションが作りやすい
- 模様が描きやすい
- 両端にウッドの作品も制作可能
言い出したらきりがありませんが、大きくは上記のようなメリットが挙げられます。
つまり、型を寝かせて作る方が応用がきくといったイメージです。
この記事では、実際にシリコンモールドを使ってウッドレジンを作っていきます。
気になるポイントからご覧ください!
目次
シリコンモールドを使ったウッドレジン【道具と材料】
ここからは、シリコンモールドを使ったウッドレジンの作り方を紹介します。
作り方の手順は、OPPテープやプルマドナ式のモールドを使ったウッドレジンの作り方とほぼ同じです。
ですが、OPPテープで作るウッドレジンは大きさやデザインに限界があります。
シリコンモールドやプルマドナ式の型を使った制作の方が、大きさやグラデーションや模様などが自由にデザインできます。
プルマドナ式ウッドレジンの型の作り方は以下の記事で紹介しています。
木材の準備
まずはモールドの大きさに合わせた木材を準備します。
好きなようにデザインにしましょう。
今回使っているのは花梨瘤です。
エポキシレジン(2液性レジン)の準備
木材の準備ができたら、エポキシレジンの準備をします。
レジン着色剤の準備
エポキシレジンの準備ができたら、レジンの着色剤を準備します。
ブルーの着色剤はこちらの「宝石の雫」を使います。
レッドの着色剤は「リュミエルカラー」を使いました。
シリコンモールドの準備
今回の記事のテーマである、エポキシレジンを流し込むシリコンモールドの準備をします。
ウッドレジンを作る際のモールドは、深型タイプを選んでください。
UVレジンでは、浅いタイプのモールドが多いので注意しましょう!
デジタルスケールの準備
エポキシレジンの主剤と硬化剤を正確に量るために使います。
その他備品の準備
その他の作業する際に必要な備品も準備しておきましょう。
- マスク
- ビニール手袋
- 紙コップ
- マドラー
- カッティングマット
ウッドレジン制作に必要な備品はこちらの記事で詳しく紹介しています。
>>「完全解説」ウッドレジンの作り方を7つのステップで解説します!
シリコンモールドを使ったウッドレジン【作り方】
道具と材料の準備が終わったら、実際にそれらを使ってウッドレジンを制作していきます。
エポキシレジンの準備
まずは、エポキシレジンの準備をします。
さきほど準備したエポキシレジンを、デジタルスケールを使って正確に量ります。
今回使用している「艶レジン」は、主剤2:硬化剤1です。
モールドの大きさに合わせて適量をしっかりと混ぜ合わせます。
しっかりと透明に混ざれば準備完了です。
エポキシレジンの着色
続いて、準備したエポキシレジンに着色をしていきます。
今回は、ブルーとレッドのグラデーションのウッドレジンを作ります。
適量を見ながらしっかりと混ぜ合わせていきます。
シリコンモールドと木材の下処理
さきほど木材をセットしたモールドに、木材の浮き防止の作業をします。
グルーガンを使って木材の上部を固定します。
木材の下部にグルーガンを打っても、シリコンモールドと簡単に剥離するので意味がないです。
上から抑え込むように作業するのが効果的です。
この工程で、木材への染み込み対策も万全にしておきましょう。
下の記事で、木材への染み込み対策について詳しく解説しています。
シリコンモールドに流し込む
シリコンモールドと木材の下処理が終わったら、エポキシレジンを流し込みます。
好きなカラーやグラデーションを試していくと楽しいですよ!
ウッドレジンの成形
シリコンモールドの流し込んだエポキシレジンが硬化したら成形に進みます。
エポキシレジンは48時間程度で硬化します。
硬化不良をおこさないように、しっかりと時間を使って硬化させてください。
硬化不良を起こすと、レジンアレルギーの危険もありますので注意が必要です。
硬化したウッドレジンを方形に整えて墨入れ(仕上げライン)をします。
木材のバランスや、全体のサイズ感などを考慮しながら進めます。
このあと立体に成形していく工程で、一回り小さくなるので注意してください。
仕上げの墨入れラインを残すぐらいに成形しておくと良いです。
平面の成形が終わったところです。
ここから、センターラインに注意しながら立体に成形していきます。
ウッドレジンの研磨
立体の成形が終わったら、研磨作業に進みます。
ここからの工程が、ウッドレジンの辛い作業でもあり楽しい作業でもあります。
今回の研磨に使う耐水ペーパーの番手は以下です。
- #400
- #800
- #1500
- #2000
まずは、成形の作業で出来たキズを400番の耐水ペーパーを使って研磨していきます。
僕のブログでは再々言っていますが、400番の研磨作業は大切です。
理由は、この工程で作品の仕上がりが決まるからです。
400番の研磨が上手く仕上がっていないと、このあとの研磨作業に多くの時間が必要になってしまいます。
研磨が終わったら、必ず乾かしてキズの確認をするようにしましょう!
問題なければ、800番の研磨に進みます。
400番の研磨後。
800番の研磨後。
研磨作業は、前の番手の研磨キズを消していく作業です。
1500番の研磨後。
この時点でレジン部分に少し透明感が出ています。
2000番の研磨後。
ここまでの研磨作業が上手く進むと、レジンに透明感が出て木材にも艶が出てきます。
ウッドレジンの仕上げ
2000番までの研磨が終わったら、いよいよ仕上げの作業です。
この工程は、ウッドレジン作りのご褒美ともいえる感動の時間です!
今回の仕上げは、僕が1番好きなコンパウンド研磨とオイルアップで仕上げていきます。
コンパウンドで丁寧に磨き上げていきます。
コンパウンド研磨は絶対に熱を作りすぎないようにしてください。
せっかく磨き上げた表面が曇ってしまう可能性があります。
コンプアンド研磨が終わったら、亜麻仁油でたっぷりとオイルアップしていきます。
オイルアップが終わったら、ゆっくりと自然乾燥させて完成です。
この記事のまとめ
お疲れ様でした!
今回は、シリコンモールドを使ったウッドレジンの作り方を紹介しました。
>>【完全解説】ウッドレジンの作り方を7つのステップで解説します!
こちらの記事で紹介した、OPPテープを使った作り方は簡単で挑戦しやすいです。
ですが、シリコンモールドを使った作り方は作品の幅が大きく広がります。
あなただけの輝くウッドレジンが作れますように!