こんにちは、ウッドレジン作家のプルマドナです♪
今日はウッドレジンの作り方を紹介したいと思います。
ウッドレジンのアクセサリーを作ってみたいけど、どうやって作ったらいいか悩みますよね?
結論から言うと、ウッドレジンは誰にでも簡単に作れます!
ただし、初心者の方がウッドレジンを作る際には注意しないといけない点も多いです。
この記事では、初心者の方でも分かりやすいウッドレジンの作り方をご紹介します!
ウッドレジン制作の参考に覗いてみてくださいね♪
気になるポイントからご覧ください!
目次
ウッドレジン作りに必要な材料と道具類
まずは、ウッドレジンを作る際に必要な材料と工具をご紹介します。
- 木
- エポキシレジン(2液性レジン)
- レジン着色剤
- デジタルスケール
- ノコギリ
- ビニール手袋
- マドラー
- 紙コップ
- ビニールテープ
- キッチンペーパー、ティッシュ ・カッティングマットか厚手の段ボール
簡単にまとめると、上記の材料や道具類が必要です。
しかし、ほとんどは備品で100均で揃う物でOKです。
お家にある物も多いかと思いますので代用してください。
木の準備
15mm~20mm角ぐらいの大きさが使いやすいです。
木の種類は、100均やホームセンターで売っている桐(キリ)や檜(ヒノキ)などの手に入りやすいものでOKです。
これらを使いやすいサイズにノコギリで切断します。
大きなサイズは加工が大変なので、15mm~20mm程度に切断しましょう。
エポキシレジン(2液性レジン)の準備
ウッドレジンを作る際は、必ずエポキシレジンを使用します。
UVレジンは木に染み込んだレジンが硬化しないので危険です。
プルマドナがウッドレジン初心者の方におすすめするエポキシレジンを紹介します。
レジン着色剤の準備
ウッドレジンのレジン部分に色をつけたい場合は、レジン着色剤が必要です。
ぶっちゃけ、専用のレジン着色剤ではなくても着色は出来るのですが、やはり専用のものが使いやすいので準備することをおすすめします。
プルマドナも使っているレジン着色剤は「宝石の雫」です。
デジタルスケールの準備
ウッドレジン作りにはエポキシレジンを使用します。
エポキシレジンはUVレジンと違い、2液混合型の樹脂です。
つまり、正確な分量を量って混ぜ合わせないと硬化不良をおこし危険です。
エポキシレジンのメーカーによって、混ぜ合わせる比率は違いますが、正確な分量を量るためにデジタルスケールを準備しましょう。
ウッドレジンを作る際に必要な備品の準備
必要な道具類に書かれている備品は、代替品もあり何でもOKです。
注意してほしいのが、エポキシレジンを使う際は必ずビニール手袋をしてください!
使い捨てのもので大丈夫ですので、レジンアレルギーから身を守るために重要です!
マドラーは、できれば木のタイプよりプラスティックの方が気泡対策になります。
これらも使い捨てのもので大丈夫です。
カッティングマットはあれば使いたい所ですが、レジン漏れ防止になる厚手の段ボールでも代用できます。
ウッドレジンの作り方を7つのステップで解説
ここからは、実際にウッドレジンを作る工程を7つのステップで詳しく紹介していきます。
- エポキシレジンの準備
- エポキシレジンに着色する
- ウッドレジンの型を作る
- エポキシレジンを流し込む
- ウッドレジンの成形
- ウッドレジンの研磨
- ウッドレジンの仕上げ
細かく分ければまだまだ書きたいところですが、おおまかにこのステップで大丈夫です。
①エポキシレジンの準備
STEP①は、エポキシレジンの準備です。
どこのメーカーのエポキシレジンでもOKですが、UVレジンは絶対に使わないようにしてください。
エポキシレジンの準備ができたら、デジタルスケールを使って主剤と硬化剤を量ります。
メーカーによって混ぜ合わせる比率が違うので、しっかりと説明を読んでから量ってください。
先ほどおすすめした「艶レジン」の場合は、主剤2:硬化剤1の比率なので量っていきます。
「フローレスレジン」の場合は、主剤3:硬化剤1の混合比率です。
どんなに気を付けていてもエポキシレジンは色々な場所に付着します。
下にカッティングマットが厚手の段ボールなどを引いて作業をすることをおすすめします。
記載された比率に量ることができたら、主剤と硬化剤をしっかりと混ぜ合わせます。
混ぜ合わせの作業がしっかり出来ていないと、エポキシレジンが硬化不良をおこします。
混ぜ合わせは白く濁っていると思いますが、透明になりモヤモヤが無くなるまでしっかりと混ぜ合わせましょう。
②エポキシレジンに着色する
STEP②は、エポキシレジンの着色です。
透明のウッドレジンを作りたい方は必要のないSTEPです。
ということで、今回はウッドレジン王道のクリアブルーに着色してみましょう。
使用する着色剤はこちらです。
プルマドナも使用しているレジン着色剤で、仕上がりの透明感もよくお気に入りです。
顔料タイプやアクリル絵の具などでも問題ありませんが、混ぜ合わせに失敗が起きやすいです。
はじめは、レジン専用の液体タイプの着色剤を使ってみてくださいね!
着色剤を1滴2滴とゆっくりと投入していきます。
1滴だとかなりライトブルーに仕上がります。
2滴から3滴を混ぜ合わせて確認してみてください。
この時に紙コップではなく、透明のプラスティックのコップだと視認しやすいです。
気泡やゴミの混入も確認しやすいですね。
③ウッドレジンの型を作る
STEP③は、ウッドレジンの型作りです。
流し込むエポキシレジンと木が準備できたら、いよいよ型作りです。
はじめに用意した木(15mm~20mm)角が入り、あなたが作りたいアクセサリーのサイズに作ればOKです。
幅が広いビニールテープを用意します。
梱包などに使われる「OPPテープ」と呼ばれるもので大丈夫です。
木の部分に半分以上かかるようにテープを巻いていきます。
木の部分へのかかりが少ないと、エポキシレジンが高確率で漏れます。
おすすめは、この後にマスキングテープで巻くことです。
グルーガンなどで液止めしてもいいですが、マスキングテープが早くて便利です。
ウッドレジンの型についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
④エポキシレジンを流し込む
STEP④は、エポキシレジンを流し込む作業です。
エポキシレジンの混ぜ合わせと、ウッドレジンの型作りが終わったらエポキシレジンを流し込みます。
この作業も必ずビニール手袋を着用してください。
ポイントは、ゆっくりと壁伝い(テープ伝い)に流し込むことです。
エポキシレジンがこぼれてもいいように、下にカッティングマットや段ボールなどをひいておきましょう。
エポキシレジンを硬化させる場合は、換気ができてホコリが少ない場所を選んでください。
ウッドレジンの染み込みや気泡対策はこちらの記事が参考になります。
⑤ウッドレジンの成型
STEP⑤は、ウッドレジンの成形です。
エポキシレジンを流し込む工程から、24時間から48時間(丸2日)置くと硬化します。
この時点で硬化していないようだとエポキシレジンの硬化不良です。
しっかりと硬化していることを確認したら、テープを取って成形していきます。
成型の作業で使う道具類です。
- 乾式紙ヤスリ(#60、#120、#240)
- 根性
乾式紙ヤスリを使っておおまかな成型をしていきます。
今回は、簡単な長方形のウッドレジンに仕上げてみます。
#とは、ヤスリの番手を表しています。
今回でいうと#60番がもっとも粗く、数字が大きくなるにつれて細かい目のヤスリになるということです。
まずは#60番で粗削りです。
続いて#120番で成形していきます。
#60番の深いキズを消すように成形していきます。
必ず前の番手(ここでは#60番のキズ)を消してから次の工程に移ってください。
続いて#240番で成形していきます。
乾式での成形はこの工程が最後なので、キズの見落としがないようにしてください。
乾式紙ヤスリを使った成形では、細かいレジンの粉塵が飛びます。
防塵マスクを着けて作業をおこなってください。
⑥ウッドレジンの研磨
STEP⑥は、ウッドレジンの研磨です。
#240番までで成形が終わったら、ここからは耐水紙ヤスリを使って研磨をしていきます。
研磨の作業で使う道具類です。
- 耐水紙ヤスリ(#400、#800、#1500、#2000番)
- ウエスか使い古したタオル
まずは、#400番で研磨していきます。
この工程が最重要で最高に最強に大切です!
理由は、ここまでの成形と研磨作業で仕上がりが決まるからです。
耐水紙ヤスリとウッドレジンにたっぷりと水をつけて研磨をしていきます。
何度も言いますが、この工程は重要です!
キズが残っていないか、何度でも確認しながら研磨をしてください。
この後の研磨作業ではキズをとることはできません。
#400番の研磨が終わったら、#800番→#1500番→#2000番と研磨作業を進めます。
#800番の研磨終了時です。
#1500番の研磨終了時です。
#2000番の研磨終了時です。
ただし、#400番までの研磨キズが残っていたら、始めの研磨からやり直しになります。
手が止まり面倒だと思いますが、各番手の研磨終了時に必ずキズの確認をしてください!
ウッドレジンの研磨について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります。
⑦ウッドレジンの仕上げ
STEP⑦は、ウッドレジンの仕上げです。
正直STEP⑥までで完成でもOKですが、もうひと手間加えると透明感がグンと増します!
ここからのウッドレジンの仕上げの作業は大きく分けて2つの選択肢があります。
- コーティング仕上げ
- コンパウンドオイルアップ仕上げ
どちらの仕上げ方もメリット・デメリットがあり、あなたのお好きな仕上げ方で問題ありません。
今回は、簡単にできるコーティングで仕上げてみます。
今回は、手に入りやすい「水性ウレタンニス」でコーティング仕上げをやります。
コーティング仕上げに使う道具類
- 水性ウレタンニス
- ヒートンやバチカン
- 精密ハンドドリル(100均でOK)
- 紙コップ
- ナイロンラインか細いワイヤー
まずは、精密ハンドドリル(1.5mm程度)でヒートンを付ける穴を作ります。
こんな感じで、好きな場所に穴を開けてください。
穴が開いたら、接着剤で固定します。
粘度もあって使いやすくおすすめです。
接着剤がしっかりと乾いたら、コーティングの作業に進みます。
こんな感じで吊るして乾かす場所を作ってください。
後から余ったコーティング剤をふきとる作業があるので、ウッドレジンから作業台までの余白を作っておきます。
紙コップにたっぷりとコーティング剤を入れて、ウッドレジンの全体を浸けます。
入れる際も、引き上げる際もゆっくりと泡を立てないように作業をします。
ウッドレジンを吊るしたら、下に溜まる余ったコーティング剤をふきとっていきます。
ウッドレジンの表面をふきとるのではなく、余って垂れてきたコーティング剤を吸い取るイメージです。
なるべくホコリなどが舞わないように、コーティング剤が硬化するまで待ちましょう!
この記事のまとめ
お疲れさまでした!
初めてのウッドレジン完成しましたか?
この記事ではウッドレジンの作り方を、出来るだけ多くの方に分かってもらえるように紹介しました♪
ウッドレジン制作もつきつめていくと、形だったり色だったり透明感であったり模様だったり、いくらでも紹介したいことがあります。
この記事を読んで、少しでも多くの方が、ウッドレジンに興味を持ってもらえたら嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました♪