こんにちは、プルマドナです。
今回のテーマは「ウッドレジンの型」でいってみましょう!
あなたはウッドレジン制作で使う「型」って何を使っていますか?
>>「完全攻略」ウッドレジンの作り方を7つのステップで解説します!
その他はありませんか?
こんな感じのモールドですね!
ウッドレジン制作でもシリコンモールドは使えます。
>>【ウッドレジン制作】シリコンモールドを使った作り方を詳しく紹介!
型取りの作業がりませんし、脱型もキレイに早く出来てとても便利です。
ですが、プルマドナはシリコンモールドはあまり使いません。
理由は、コスパが悪いこととサイズが選べないからです。
エポキシレジンを使うウッドレジンでは、シリコンモールドの劣化が早く大量を制作する際にはコスパが悪くなります。
また、僕のように特別なフォルムのウッドレジンを作りたい場合は、サイズを選べないのもデメリットの1つなんです。
こんな疑問がありますよね?
結論から言うと、完全自作です!
それもシリコンで型取りをして作るようなことはしません。
簡単で超コスパが良い「型」を自作しています。
具体的な「型」の作り方や材料も紹介するのでぜひ参考にしてみてください!
気になるポイントからご覧ください!
目次
ウッドレジンの型「OPPテープ編」
まずは、OPPテープを使ったウッドレジンの型から紹介します。
どこにでもある幅広のビニールテープです。
ホームセンターや100均でも売っています。
価格が高いテープは必要なく、透明であれば安いもので十分です。
>>【100均でウッドレジンは作れるの?】現役ウッドレジン作家が挑戦!
ウッドレジン用に切り出した木材を用意したら、OPPテープで巻いていきます。
エポキシレジンが漏れるのを防止するために、木材の下も巻くようにOPPテープを巻くのがコツです。
ここまで出来たら、OPPテープを使ったウッドレジンの「型」の完成です。
簡単に作れるOPPテープですがデメリットもあります。
それは、大きさの上限があることです。
先ほども言いましたが、エポキシレジンは漏れます。
OPPテープの幅には限界があり、継ぎ足しで使うと漏れることが多くおすすめできません。
また、大きな体積ではしっかりと成形できないこともあります。
グラデーションや模様作りにも不向きなんですよね。
ですが、1番簡単にウッドレジンが作れるのは間違いなくOPPテープを使った「型」です。
OPPテープの型を使ったウッドレジン制作がもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
>>【完全解説】ウッドレジンの作り方を7つのステップで解説します!
ウッドレジンの型「シリコンモールド編」
次に紹介するのは、ウッドレジンの型の王道でもあるシリコンモールドです。
エポキシレジンを使ったウッドレジン制作だけではなく、UVレジン制作でもよく見る型ですよね。
何と言っても、毎回型を作る必要がなく、繰り返し使えるのが魅力です。
ですが、エポキシレジンを使っていると、シリコンの劣化も早く大量に制作する作家向きではないです。
それと、僕は毎回違うフォルムや大きさのオンリーワンの作品制作を目指しています。
なので、必要な「型」の大きさも毎回違うわけです。
同じフォルムの作品を多く作る方は、オーダーでモールドを作ってもらうのはアリかもしれませんね!
>>【ウッドレジン制作】シリコンモールドを使った作り方を詳しく紹介!
ウッドレジンの型「プルマドナ式自作編」
ここからは、プルマドナ式のウッドレジンの型を紹介します。
結論から言うと、ラミネートフィルムを使って型作りをします。
色々な素材を使った結果、1番コスパ良く簡単に作れるのでおすすめです。
プルマドナ式の型作りに必要な材料から作り方、使い方まで順番に解説していきますね!
型作りに使う道具と材料
まずは、使う道具と材料を準備します。
プルマドナ式の型に使う道具と材料はこちらです。
- A4ラミネートフィルム
- ラミネーター
- 養生テープかOPPテープ
- マスキングテープ
- カッターナイフ
- カッティングマット
この中でハードルが高いのはラミネーターでしょうか。
少し初期投資はいりますが、かなり便利なので検討してみてください。
僕が使うラミネーターはこちらです。
ちなみに、何かを挟んパウチするわけではないので、安価なA4サイズで問題ありません。
あとは主役のラミネートフィルムです。
こちらはA4サイズがカットもしやすく使いやすいと思います。
養生テープかOPPテープは、プルマドナ式ウッドレジンの型を再利用するために必要です。
これも安価なもので良いので、幅広タイプを準備しましょう。
カッターナイフやカッティングシートは、型をカットする時に使います。
型の作り方
必要な道具と材料が準備出来たら型作りに進みます。
まず始めにラミネートフィルムをパウチします。
そう、何も挟まずにラミネーターを通すんです。
すると、上の画のようにラミネートフィルムが熱されて固まって出てきます。
これで下準備完了です。
簡単に言うと、柔らかく薄いアクリル板ってイメージでしょうか。
YouTubeなどでアクリル板を切り出して型を作っている動画も見ますが、アレ実際は大変です。
動画としては見映えもよく高得点ですが…。
クリアファイルなどを使っても同じようなことが出来ますが、明らかにラミネートフィルムの方が安価に簡単にできる気がします。
ここまで出来たら、あとはあなたが作りたいウッドレジンのサイズに合わせてカットすればOK!
こんな感じで型をカットしていきます。
型の使い方
型の準備が出来たら、実際にこの型を使ってウッドレジンを作ってみましょう。
まず、カットした型の4角の飛び出た部分に軽く折り目をつけます。
こんな感じです。
折り目をつけた内側の方に、養生テープかOPPテープを貼ります。
こんな感じです。
ここで、ラミネートフィルムから飛び出た部分をカットします。
エポキシレジンが硬化した後の脱型にてこずっていませんか?
このひと手間を入れることで、ウッドレジンが硬化した後に脱型が簡単になります。
さらに、この作業は型をそのまま再利用する下準備にもなっています。
型の内側にテープが貼れたら、今度は外側にテープを貼ります。
ここでも、養生テープでもOPPテープでも大丈夫です。
- テープが手で切れる→養生テープ
- 中が見えてキレイ→OPPテープ
こんな程度の違いです。
まぁ、養生テープも長手はカッターを使わないと切れませんが…。
この外側にテープを貼るときに気を付けてもらいたいことがあります。
方形に貼って四方だけカットすることです。
言葉で説明したら難しくなるので下の画で確認してください。
こんな感じです。
これはこの型作りに大切なポイントなので注意してくださいね。
この作業が終わったら、4隅を折り曲げていきます。
上の画のようにテープが折れたら、マスキングテープを使って胴巻きをします。
こんな感じになったら、プルマドナ式ウッドレジンの型の完成です。
はい、漏れません。
構造的に漏れることはほぼない仕様です。
硬化後の脱型と再利用の方法
ウッドレジンがしっかりと硬化したら脱型します。
まず、外側に胴巻きしたマスキングテープを剝がします。
次に4隅から外に向いて型を開きます。
はい、脱型終わりです。
おどろくほど簡単に脱型できたのではないでしょうか?
外側のテープを剥がして型の後始末も終わりです。
内側に貼ったテープは剥がさないでください。
次回のウッドレジン制作も、この型をこのまま再利用することができます。
この記事のまとめ
お疲れさまでした!
今回のプルマドナ式ウッドレジンの型作りはいかがでしたか?
この方法で型作りをすると、簡単に量産することもできます。
また、あなたが思うままのサイズの型が簡単に作れることも大きなメリットです。
あなたのウッドレジンライフのお役に立てたら幸いです!