こんにちは、プルマドナです。
今日は、プルマドナが作る新シリーズ「三線のバチ」の紹介です♪
皆さま、三線はご存じでしょうか?
出典:PhotoAC
沖縄文化を象徴する弦楽器ですね♪
戦国時代の永禄年間、琉球王国や堺を経由して日本本土に伝わり、三味線の起源の一つとなった。三線と比べて、本土の三味線は棹が長く…
続きの詳しい内容は「Wikipedia」をご覧ください。
桐谷健太さんの「海の声」でもきれいな音色を響かせていました♪
出典:PhotoAC
写真のように、三線を弾く際に指に付けるツメみたいな物です。
いきなりですが、仕上がりは上の写真のようになります♪
底部分には、人差し指を入れる穴も開いています。
沖縄の綺麗な海を想わすレジンカラーとウッドの質感が最高です♪
それでは、制作の様子をご覧ください♪
ウッドレジンで作る三線のバチ
まずは、アクセサリー制作時と同じく、硬化したベースから成形していきます。
先に完成時の型紙を作って、それに従いアウトラインを引きます。
こんな感じです。
人差し指を入れて親指を添える面は、内Rに成形して握りやすくします。
次は、底面の穴開けと成形をおこないます。
センターラインを崩さないように、慎重に掘り進めていきます。
こっちがお腹側(内側)です。
ある程度成形が終わったら、全体のフォルムを整えていきます。
全体的に丸みが出て仕上がりのフォルムが見えてきました♪
成形が終わった時点で、空気穴も開けておきます。
人差し指の出し入れがやりやすく、蒸れにくくなります♪
研磨の工程は、アクセサリー作りと同じでいきます。
今回の研磨工程は以下の通りです。
- 耐水400番
- 耐水800番
- 耐水1000番
- 耐水1500番
- 耐水3000番
途中で細かな曲面や穴などは、リューターのサンドペーパーを使用して研磨していきます。
ウッドレジンの詳しい研磨方法は、この記事が参考になります。
どんどん研磨していきます♪
徐々にキズが細かく小さくなってきたのが分かると思います♪
内側です。
上の写真は、800番まで研磨が終わった状態です。
底面の穴は、穴径15mm、深さ15mmで開いています。
実際に、指をいれえ握ると写真のようなポジションになります。
上の写真は1000番まで研磨が終わった状態です。
全体の仕上がりフォルムと、レジンの透明感が出てきました♪
底面の指差し穴は、指が痛くないように大きめに面取りをしています。
杢目とブルーレジンが良い雰囲気じゃないですか♪
上の写真は、1500番の研磨が終わった状態です。
この時点で目に見えるキズは無く、レジンの透明感が一気に増します♪
この後は、ペーパー研磨の最終工程3000番に進みます。
レジン部分の艶もそうですが、3000番の研磨で大きく変わるのは木の艶です。
色合いに深みが出て、瘤材らしいカッコよさが見えます♪
曲面の磨きも上手く仕上がったようです♪
今回使ったコンパウンドは、3Mコンパウンドとタミヤ仕上げコンパウンドです。
「ベース3+仕上げ1」のコンパウンド研磨をしていきます♪
粗目のコンパウンドから順に磨き上げていきます。
下地がしっかりと研磨できていれば、コンパウンド研磨はそこまで時間がかかりません♪
レジン部分だけではなく、全体にあたるように研磨を進めます。
ウッドとレジンの一体感が出て、ウッドレジンらしい作品に仕上がりました!
三線の新しいバチにいかがでしょうか?
聞き手が見える面が、レジンが良く見えるように配置しています♪