こんにちは、プルマドナです。
ウッドレジン作りに慣れてくると、色々な悩みが増えますよね?
その中の1つに、ウッドの部分にエポキシレジンが染み込んで見た目が嫌だという悩みがあります。
特に白っぽく柔らかい木材は吸収性が高く、ウッドへの染み込みが見られる場合が多いです。
こんな悩みを解決する方法があります。
それは、水性ウレタンニスを使って下処理をする方法です。
木材へのエポキシレジンの染み込みは、硬化不良にも繋がる場合があるので防止したいところですね。
ウッドレジンンの染み込み対策に必要な道具
まずは、ウッドレジンの染み込み対策に必要な道具を紹介します。
- 水性ウレタンニス
- ハケか太めの筆
- 綿棒
- 紙コップ
- 新聞か段ボール
- ピンセット
上記の中で、水性ウレタンニス以外は代用品で問題ありません。
今回使うのは、こちらの水性ウレタンニス(透明クリヤー)です。
手に入りやすくコスパも良い水性ウレタンニスです。
水性ウレタンニス以外は100均のもので十分なので揃えてくださいね♪
ウッドレジンの染み込み対策の方法
道具が揃ったら、ここからは実際にウッドレジンの染み込み対策をやっていきます。
染み込み対策をしたい木材を準備します。
作業に入る前に、以下の2点を必ず確認してください。
- 木材がしっかりと乾いていること
- ホコリやゴミ等が付着していないこと
染み込み対策のウレタンニスを塗布してしまうと、ホコリやゴミも一緒に硬化してしまいます。
次に、エポキシレジンと密着する木材の面に、しっかりとウレタンニスを塗っていきます。
ウレタンニスを塗りやすいように、適量紙コップに移します。
下に段ボールなどを引いて作業をすると後片付けが簡単になります。
筆やハケに適量のウレタンニスを含ませ、エポキシレジンとの接着面に塗っていきます。
ポイントは、密着する面以外にも多めに塗ることです。
特にモールドなどに寝かせて硬化する予定の場合は、木材の裏面と側面にもしっかりと塗っておきましょう!
ウレタンニスが塗り終わったら、気泡や余分なニスを綿棒で吸い取ります。
ほとんどの気泡は硬化中に潰れてくれますが、稀に残るものがあるので硬化前に対応しておきます。
ここからは、60分から120分かけて完全に硬化させて染み込み対策の完成です。
ウッドレジンの染み込み対策と気泡対策
ウッドレジン作りの悩みでもう1つ多いのが気泡対策ですよね?
実は、今回の染み込み対策をすることで同時に気泡対策もできています。
エポキシレジンと木材が接する面にウレタンの幕をはることで、硬化時に木材から気泡が出るのを防いでくれます。
ウッドレジンの気泡対策は色々あって、減圧が主流であり稀に加圧なんて作業もあります。
ですが、手軽にできる気泡対策としてウレタンニスを木材に塗る対策は効果抜群です。
ウッドレジンの染み込みと対策の応用編
ここでは番外編として、染み込み対策を使った面白いテクニックを紹介したいと思います。
先ほども紹介したように、今回の染み込み対策は同時に気泡対策にもなります。
ウッドレジンの作品に気泡は「悪」といった考えもありますが、プルマドナは作品によって使い分けています。
もちろん、全ての気泡を思い通りに扱えるわけではありませんが、作品作りのイメージとしては大切です。
例えば、プルマドナのウッドレジンアクセサリーの中でも「流木ウッドレジン」がそうです。
この作品たちは、流木が映えるアクアリウムの世界観をイメージした作品たちです。
流木が沈んだアクアリウムの水槽見たことがありますよね?
その中にはたくさんのバブルがあって、光を反射させて1つの画になっているはずです。
海中をイメージした作品なんかもそうですよね。
冷たく静寂な海もあれば、明るく活発な海もある。
ちょっと内容がそれたので、話を戻します。
つまり、染み込み対策をする際に、ウレタンニスを意図的に塗らない場所を作るのもアリだということです。
そうすればどうなるでしょうか?
そうなんです、そういうことです!
これも思ったままに仕上がるとは限りませんが、イメージはそういうことです。
この記事のまとめ
この記事では、ウッドレジンの染み込み対策について紹介しました。
どうでしたか?
思っていたより簡単ではないですか?
ウッドレジンの染み込みや気泡に悩んでいた方はぜひ試してみてください!