こんにちは、プルマドナです。
今日は、レジン作品の悩みで多い「レジンのベタつき」がお題です。
プルマドナが作るウッドレジンは、UVレジンではなく2液性レジンを使用します。
ウッドレジン制作に、UVレジンを使うと硬化不良を起こし危険です!
この記事では、レジンがベタつく主な原因と、それを簡単に解消する対処法を徹底解説します。
UVレジン作品の制作、ウッドレジン制作のどちらにも役立つ情報なので参考にしてください♪
目次
UVレジンがベタつく主な原因は何?
ここでは、UVレジンがベタつく主な原因について詳しく解説します。
- UVレジン液の適量使用
- UVレジン液への混合物
- UVレジン液の品質
- UVライトの照射時間
- UVライトの故障
UVレジン液の適量使用
まず、UVレジンがベタつく場合に考えられる要因はレジン液の量です。
レジン液を1度に大量使用すると、レジンの厚みが増すために硬化不良を起こします。
制作する作品のモールドの形状も大きく関係し、中までUVライトが照射できずベタつくことがあります。
UVレジン液への混合物
レジン液への混合物によっても、ベタつきを起こす場合があります。
ここで言う混合物とは、主に着色剤や封入物を指します。
着色剤の比率が多い場合や、ドライフラワー等の封入物の比率が多い場合に、硬化不良を起こしベタつく原因になります。
UVレジン液の品質
レジン液の品質も、作品表面がベタつく原因になることがあります。
レジン液は、UV(紫外線)を照射することで、化学反応を起こし硬化します。
ですが、中にはいくらUVライトを照射しても効果せずベタつくレジン液があります。
残念ながら、レジン液は値段相応の物が多く、安いレジン液は硬化不良を起こすことが多いです。
UVライトの照射時間
レジン作品がベタつく1番多い理由が、照射時間不足です。
通常は、2~3分ほどで硬化しますが、中にはベタつきが残る場合があります。
その理由は、レジン液の量や封入物の量によってUV照射が行き届いていないからです。
レジンがベタつく場合は、再度照射して様子を見るようにしましょう。
UVライトの故障
最後に考えられるベタつきの原因として、UVライトの故障が考えられます。
通常、UVライトの寿命は半年ほどです。
使用するレジン液の推奨照射時間を守っても、レジンがベタつく場合は、UVライトを交換する時期かもしれません。
UVレジンのベタつきを解消する効果的な対処法
ここでは、UVレジンのベタつきを解消する方法を詳しく解説します。
- トップコートを使った対処法
- レジン除光液を使った対処法
トップコートを使った対処法
前項で紹介した原因からベタつきが解決しない場合は、トップコートを使った対処も効果的です。
主に、ネイルの仕上げに使われることが多いトップコートですが、汎用性が高くレジンにも使用できます。
耐久性が上がるだけではなく、ベタつきも取ってくれて便利なアイテムです♪
レジンクリーナーや除光液を使った対処法
トップコートは上塗りしてベタつきを軽減する対処法でしたが、ベタつきをふき取る方法もあります。
主に、除光液を使ってベタつきを軽減しますが注意も必要です。
除光液には、以下の2種類があります。
- アセトン
- ノンアセトン
アセトンが入っているタイプか、入っていないタイプかということです。
このアセトンには注意が必要で、レジンを溶かしてしまう場合があります。
除光液のふき取りを検討する際は、必ずノンアセトンタイプを選びようにしてください!
2液性レジンがベタつく主な原因は何?
ここでは、ウッドレジン制作で使う2液性レジンがベタつく原因について解説します。
※2液性レジンとエポキシレジンは同意味です。
- 硬化不十分によるベタつき
- 環境要因によるベタつき
- 作業方法によるベタつき
硬化不十分によるベタつき
2液性レジン作品のベタつきの最も一般的な原因の一つは硬化不十分です。
これは主に、レジンと硬化剤の混合比率が適切でないために起こります。
メーカーが推奨する正確な比率で混合しないと、レジンは完全に硬化せず、表面がベタつくことがあります。
プルマドナが愛用する2液性エポキシレジンです!
環境要因によるベタつき
2液性レジンの硬化過程において、温度や湿度は重要な役割を果たします。
理想的な温度が保たれていない場合、レジンは適切に硬化せず、表面にベタつきが残ることがあります。
特に、寒い環境では化学反応が遅れ、硬化が不完全になることが多いです。
また、湿度が高いと、エポキシレジンが空気中の水分と反応してしまい、表面が曇ったりベタつく原因になることもあります。
作業方法によるベタつき
レジンのベタつきは、適切な作業方法が行われていない場合にも発生します。
特に混合比率の誤りは大きな問題で、レジンと硬化剤を正確な比率で混ぜることが重要です。
混ぜ合わせが不十分だとレジンと硬化剤が一体にならず、硬化不良を引き起こす原因となります。
2液性レジンのベタつきを解消する効果的な対処法
ここでは、2液性レジンのベタつきを解消する効果的な対処法を詳しく解説します。
- 使用するレジン液量の調整
- 着色剤の種類と適正使用
- 硬化時間と温度管理
使用するレジン液量の調整
2液性レジンは、UVレジンと違い2種の混ぜ合わせが必要です。
その際、1度に大量のレジン液を作ろうとすると攪拌に失敗することがあります。
2液性レジンがベタつきを起こす1番の原因は、硬化不良です。
混ぜ合わせがしっかりと出来ていないと、高確率で硬化不良を起こすので注意してください。
着色剤の種類と適量使用
次に、ベタつきの原因として考えられるのが、着色剤問題です。
レジン用に限らず、色々な着色剤がありますよね?
- 水性インク
- ネイル用
- アクリル絵の具
結論から言って、レジン液との相性が合えば、どの着色剤でも硬化します。
ですが、中には相性が悪く硬化しない場合もあります。
プルマドナがおすすめするのは、レジン用着色剤です。
理由は、専用ということもあり、溶け込みやすさや透明度が違うからです。
また、着色剤の使用量にも注意してください。
レジン液と着色剤の比率が悪いと硬化不良を起こし、ベタつきの原因になります。
硬化時間と温度管理
2液レジンのベタつきに多い原因が、硬化時間不足です。
UVレジンと違い、2液性レジンは硬化時間に24~48時間かかります。
また、寒い時期等で気温が低い場所での管理では、硬化不良を起こすことが多いので注意が必要です。
レジン液が肌に付いた時の対処法と予防
ここでは、レジン液が肌に付いてしまった時の対処法と予防策を解説します。
未硬化のレジン液は人体に有害です。
使用する前に、必ず対処法と予防策を知るようにしてください!
- ハンドクリーナーの準備
- レジン使用時はビニール手袋を使用
ハンドクリーナーの準備
レジン作業をしていると、気を付けていてもレジン液が手に付く場合があります。
未硬化のレジン液が肌に付着すると、アレルギー反応を起こすことがあり危険です。
レジン液が手に付いた場合は、すぐに洗い流すようにしてください。
その際、通常の石鹸では油性のレジンは洗い落とせません。
油を分解するエタノールを使ったら、レジンを落とせますが、肌荒れを起こす原因になります。
レジン使用時はビニール手袋を使用
レジンを使用する際は手に付いても問題ないように、事前にビニール手袋を準備してください。
100均のビニール手袋を使い捨てで使用するとコスパも良く安心です!
この記事のまとめ
この記事では、レジンがベタつく原因と対処法を解説しました。
同時に、UVレジンと2液性のエポキシレジンとの違いも紹介していますので参考にしてください。
楽しいレジン制作活動を続けていくためにも、正しいレジンの知識と使用方法を身に着けるようにしましょう!